睡眠時無呼吸症候群とうつ

閉鎖性睡眠時無呼吸症候群(obstructive sleep apnea:OSA)は自覚症状が熟眠障害、意欲・集中力低下、倦怠感など抑うつ症状と似通っているため、気づかれないままに難治性うつ病として扱われてしまうので注意が必要です。OSAは睡眠中に頻回な無呼吸発作を繰り返すため、浅睡眠が増加し、深睡眠とレム睡眠の減少をいたすことで、日中の過度の眠気、倦怠感、集中力低下や認知機能低下を引き起こし、抑うつ状態に発展します。一方、うつ病の治療過程では、いびき、無呼吸、薬剤性抵抗性不眠からOSA合併を疑われるケースもあります。

睡眠時無呼吸症候群の治療としては、肥満のある場合は体重の減量を図り、持続陽圧呼吸療法(continuous positive airway pressure :CPAP)、口腔内装置を使用することが一般的です。CPAPの使用で抑うつ症状を改善が認められることもあります。

参考文献:精神科治療学Vol34 No7 Ju2019

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